診療報酬改定は何年ごと?周期・スケジュール・2026年度のポイントをわかりやすく解説
診療報酬改定は「原則2年に1回」
診療報酬改定は、原則2年に1回実施されます。
直近の流れは以下の通りです。
- 2022年度:改定
- 2024年度:改定
- 2026年度:次回改定(令和8年度)
つまり、医療機関にとっては2年に1度、経営や運用に大きな影響が出る重要イベントといえます。
なぜ2年ごとに改定されるのか?
診療報酬は「公定価格」であり、自由に価格を変えることができません。
そのため、以下のような環境変化に対応するため、定期的に見直しが行われます。
主な理由
- 物価・人件費の変動への対応
- 医療制度改革(地域医療構想など)
- 医療技術の進歩(AI・遺伝子医療など)
- 社会構造の変化(高齢化・人口減少)
特に近年は、
賃上げ」と「医療DX」が大きなテーマとなっています。
【要注意】改定は「2年ごと」でも準備は1年以上前から始まる
多くの医療機関が見落としがちですが、
改定は突然行われるわけではありません。
2026年度改定のスケジュール(イメージ)
- 2025年春〜:中医協で議論開始
- 2025年秋〜:具体的な点数・制度検討
- 2025年12月:改定率決定
- 2026年2月:点数公開(短冊)
- 2026年6月:施行
つまり、実質的な準備期間は約1年〜1年半あります。
2026年度診療報酬改定の重要ポイント
2026年度(令和8年度)は、ここ数年でも特に重要な改定になります。
① 賃上げ対応(人件費の確保)
- 医療従事者の待遇改善
- 看護補助者・事務職なども対象
- ベースアップ評価料の拡充
→採用・離職率に直結するテーマ
② 物価高への対
- 光熱費・材料費の高騰
- 赤字医療機関の増加
→ 経営維持のための重要改定
③ 医療DXの本格化
- 電子カルテの標準化
- 医療情報の共有基盤
- マイナ保険証の活用
→ 対応できないと“加算が取れない”時代
④ 地域医療構想との連動
- 急性期 → 在宅への流れ強化
- 高齢者医療の最適化
- 医師偏在対策
→ 診療所の役割が変わる可能性あり
「2年に1回」でも現場が混乱する理由
診療報酬改定は周期自体はシンプルですが、実際の現場では次のような課題が起きます。
よくある悩み
- 厚労省資料が難解で読みきれない
- 自院に関係ある部分が分からない
- どの加算を取るべきか判断できない
- システム対応が間に合わない
- スタッフへの周知が追いつかない
特に最近は、
「改定内容が複雑化」+「DX対応」により、難易度が一気に上がっています。
【重要】改定で差がつくのは“情報の早さ”
同じ改定でも、医療機関によって結果は大きく変わります。
〇なパターン
- 改定前から情報収集
- 必要な加算を事前準備
- スタッフ教育を早期実施
×なパターン
- 改定後に対応開始
- 重要な加算を取り逃す
- 経営に影響が出る
つまり、
→ 「改定を知っている」ではなく「改定に対応できるか」が重要です。
セミナーのご案内|改定の全体像と実務対応を整理したい方へ
診療報酬改定は、「2年に1回」ですが、
内容を正しく理解し、実務に落とし込めるかどうかで医療機関の収益・経営は大きく変わります。
そこで、
- 改定の全体像
- 自院に影響のあるポイント
- 実際の対応方法
を整理したい方に向けて、専門家によるセミナーを行います。
セミナーの特徴
- 最新の診療報酬改定情報を解説
- 医療機関の実務に落とし込める内容
- オンライン参加(Zoom)対応
- 個別相談も可能
まとめ
- 診療報酬改定は原則2年に1回、2026年度改定は特に重要な転換点です。
- 賃上げ・DX・地域医療が大きなテーマで成功のカギは「早期対応」が重要です。
最後に
診療報酬改定は、
「知らなかった」では済まされない制度変更です。
特に2026年度は、
- 人件費
- DX投資
- 経営戦略
すべてに影響する改定になります。
まずは全体像を把握することから始めてみてください。


