院長を支える奥様のための勉強会 クリニックサポートセミナー 中部医業経営サポートの安藤です。
クリニックの開業にあたり、野立看板や交通広告(駅看板やバス停看板など)、電柱広告を数枚は掲出なさっていると思います。
その看板。ご自身の目で確認していますでしょうか?
というのも最近メンテナンスをしているのだろうかという看板をよく目にするからです。
よくお見掛けするのは
①開業当時のオープン告知がそのままになっている
なかには数年前に開院しているのにもかかわらず、「20〇〇年△月開院」の別札がそのままになっていたり
年の明記がなく「△月□日開院」といつやねん!と突っ込みたくなる看板もあります。
②視認性にかける看板(樹木障害や伸び放題の草・標識に隠れている)
特に夏になると街路樹で隠れたり、雑草が伸び看板の下の方が読めなーい!なんてことも。。
③道路変更に伴った地図・信号や交差点名の変更がされていない
新しく道路が出来ますと今まで使用していた矢印が間違った方をさしていたり、信号の数が変わっていたりします。
④閉店したコンビニや店舗・銀行などが目印になったままになっている
最近はコンビニもよく閉店し、他業種に変更になっていることもありますし、銀行の統廃合も多くあり、無くなった銀行支店名が明記してある看板を見かけます。
⑤一度掲載したスタッフ募集の案内が掲出したまま
このパターンは多々あります。募集が終わっているのにもかかわらず掲載されているため、問い合わせが後を絶たないなんてこともよく聞きます。
⑥一部捲れたり腐食している
色落ちしていたり、錆びたまま、捲れていたりでは印象が悪くなり、集患にも影響が出ます。
特に西日が当たる所では色落ちが激しいですし、潮風が吹く場所では看板面だけではなく鉄骨の錆が出やすいので
要注意です。
⑦自由診療の料金が税抜き価格になっていないか
現在は税込価格を明記することが義務化されています。○○○○〇円(税別)ではなく、□□□□□円(税込)と
明記すべきです。
⑧クリニックにとって全く利益になっていない場所に看板を掲出したままになっている
来院患者の動向を見直し無駄な看板は見直して他の媒体や場所に変更しましょう。
⑨駐車場などの自立式看板やサインの安全点検は行っていますか
全ての広告物(1年以下に除却するものを除く)を対象として、その表示・設置者等に毎年1回広告物の本体、
統合部、支持部等の劣化及び損傷の状況について、安全点検(通常点検)の実施を義務付けられています。
さらに、一定規模以上の屋外広告物に関しては、3年に1回、通常点検に代えて有資格者による安全点検
(特別点検)の実施も義務付けられています。
最近は台風も巨大化して一度襲来しますと大きな被害となり、突風で飛ばされた看板が人や車に当たったり建物を壊すといったニュースを耳にします。そうなりますと開業医様の大きなイメージダウンとなるだけでなく人命に関わることにもなりかねません。
殆どの屋外広告業者は自社でメンテナンスを行っていて、なにか変更があるたびに、
先生に相談をしてきちんと対応をしていると思いますが、なかにはそうではない業者が存在しているのも事実です。
是非業者に丸投げではなく、ご自身でのチェックも一度してみてください。
中部医業経営サポート 安藤徳男