新型コロナウイルス感染症に対し、感染拡大による急速な医療ニーズの増大に伴い、各都道府県おいて
通常医療との両立を含め機能する保健医療提供体制を早急に構築することが求められた。

外来・入院・在宅にわたる医療機能の分化・強化と連携を図ることにより、地域医療全体を視野に入れて
必要な医療を連携やネットワークの重要性が改めて認識された。

将来を見据えた医療提供体制の構築するため、地域医療構想、医療従事者の働き方改革
医師偏在対策、医療分野にDX等の取り込みなど、総合的な医療提供体制改革が審議されている。

2024年は、診療報酬、介護報酬、障害福祉サービス報酬の改定がされるため、「トリプル改定」となります。

特に診療報酬改定での医療提供体制改革においては、「治す医療」を担う医療機関と「治し、支える医療」
を担う医療機関の役割を明確にすると思われます。

「治し、支える医療」はかかりつけ医機能を有する医療機関を中心とした患者に身近な地域での
医療・介護を推進し「地域完結型」の医療・介護提供体制を構築する様です。

特に、病院病床数の削減に伴い、診療所の機能が大きく変わろうとしております。

本セミナーでは、「かかりつけ医機能」とはどの様な機能なのか、「地域完結型」におけるかかりつけ医の
ポジショニングと共に、自院での対応策について、考えて参りたいと思います。

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